内閣府が2011年11月14日に発表した7~9月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除いた実質成長率が前期比1.5%増となり、年率換算で6.0%増となった。
東日本大震災による消費マインドの悪化やサプライチェーン(供給網)の寸断による輸出の急減からの回復が鮮明となり、4四半期ぶりにプラス成長に転じた。
内需が1.0%分プラスに寄与した。輸出が前期比6.2%増と大きく増加。外需も0.4%分の成長を後押しした。輸入は前期比3.4%増だった。
なお、名目GDP成長率は前期比1.4%増、年率換算で5.6%増となり、こちらも4四半期ぶりのプラス成長となった。