スポーツ各紙「清武反乱」に冷ややか ナベツネ反論に「理」がある?

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スポーツ報知は清武氏と原監督の距離を指摘

   このやり取りは、翌11月13日に大半のスポーツ紙で大きく取り上げられた。11月12日には日本シリーズの第1戦(ソフトバンク対中日)が行われたが、東京中日スポーツ以外の在京スポーツ紙すべてが、渡辺氏の件を1面で報じている。

   いずれも、主に渡辺氏の反論について大きく伝えており、清武氏を擁護する声は少ない。

   例えば日刊スポーツは、渡辺氏の談話について、

「談話の文書も、徹頭徹尾、淡々とした丁寧な文言。その裏側に、渡辺会長の強い怒りと、清武GMの身に待つ『懲罰』の壮絶さが垣間見られる」

と論評。サンケイスポーツは、「会社法は渡辺氏に一理ある」とする専門家のコメントを引用し、渡辺氏の談話の方が、批判の根拠がしっかりしているとの見方を伝えている。

   スポーツニッポンには、見出しに「お家騒動 泥仕合…」とあり、あきれ気味だ。

   スポーツ報知は、清武氏と原監督の距離を指摘。

「勝てば表面化されないことも、2年連続のV逸となれば、渡辺会長の耳に情報は入る。シーズンの中間報告、終了報告と、原監督は渡辺会長のもとを訪れた。報告の中にはきっと、全く機能しなかった外国人選手など、戦力が充実しなかった指揮官の苦悩もあったはずだ」

と、渡辺氏による人事に理解を示した。

   また、東京スポーツは、渡辺氏の談話が発表される前の11月12日夕方の段階で、

「さも渡辺氏がなんらかの犯罪に関わっているかのように扱っている」

として、清武氏の会見が名誉棄損にあたる可能性を指摘している。

   なお、11月13日の読売新聞では、渡辺氏の談話を運動面で掲載したものの、清武氏の再反論は掲載していない。

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