超党派で「カジノ解禁」へ 「大王製紙100億円」が猛烈な逆風

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「まず東北に」という声も

   議連は当面2カ所、最大10カ所を段階的に進める方針という。関係者は「交通アクセスや立地に恵まれた東京・お台場、米軍基地の負担軽減や振興策として沖縄県などが有力だったが、震災で、まず東北にという声も強まっている」という。

   もちろん、カジノ合法化への世の抵抗感は強い。議連などの動きを積極的に伝えているのは「産経」だけで、他の主要紙は、地域の動きなどを地方版中心にこじんまりと報じる程度。治安の悪化、闇社会とのつながりなどへの懸念はもちろん、「競馬、競輪、競艇の公営ギャンブルが軒並み赤字の中で、カジノが期待されるような収益を上がられるかは疑問」(経済官庁幹部)との指摘もある。折しも、大王製紙の御曹司が会社から100億円を借りてカジノにつぎ込んだとされる事件が発覚、カジノ開設への逆風も強まっている。

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