ゲーム機売り上げダントツは「3DS」 簡単には揺るがぬ「任天堂神話」

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   売れ行きが不振と伝えられている任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」だが、2011年秋以降、ゲーム機ハードの売上げを見ると、「3DS」が2位の倍以上売れるダントツの1位となっている。

   専門家の中には「最終的に3DSは成功という結果になる」と見る向きもある。

2位の「PSP」に2倍以上の差を付けてトップ

   任天堂の岩田聡社長は2011年10月28日の中間決算発表で、11年2月に鳴り物入りで発売した「3DS」が「期待に添えるような販売推移にはならなかった」と陳謝した。

   11年7月には価格を1万円下げ1万5千円に変更したが、有力なソフトが不足しているという理由で、市場の反応は冷ややかだった。岩田社長は年末商戦で巻き返すとし、12年3月末まで1600万台売るという目標は崩さなかった。海外メディアは「任天堂はゲームオーバー?」などと書き立てた。

   ただ、事態を冷静に見ると、それほどの不振ではない。現在、日本で最も売れているゲーム機といえば、実は「3DS」なのである。調査会社・メディアクリエイトの報告では、11年9月19日~9月25日のゲーム機売上げの1位は「3DS」で7万159台。2位がソニーの「PS3」で3万9452台。3位がソニーの「PSP」、2万8533台で、「3DS」が断トツだ。こうした状況は10月に入っても続き、11年10月24日~10月30日では「3DS」が1位で6万5041台。2位の「PSP」の約倍の売れ行きになっている。

   ゲーム業界関係者は、「DS3」がスタートダッシュできなかったのは、キラーソフトと呼ばれるゲーム機の販売を牽引するソフト開発が遅れたことに加え、携帯ゲーム表現の「三次元化」にユーザーが興味を示さなかったためだと分析している。

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