「時給1000円決して安くない」
運営する全力エージェンシーによればこの1か月弱で、すでに400人ほどから応募が寄せられているという。最終的には1000人近くの応募を見込んでおり、12月のオープンまでに総勢100人ほどをそろえる考えだ。
「共通するのは、皆さん『人前で表現することが好き』だということです。この店で真剣にアイドルとしてのデビューを目指したい、という人たちが大勢集まっています」
つんく♂さん、志倉さんによる楽曲提供も予定されているが、あくまでプロデューサーになるのは客たち。「将来のデビューも、お客さん――プロデューサーたちからの人気が高い人たちから」だという。つんく♂さんのレギュラー番組「つんつべ♂」(TOKYO MX)への出演も決まっており、こうした番組や「アキバ」ならではのアニメ・ゲームとのコラボを通じてファンへの浸透を図っていく。
それにしても気になるのは、「時給1000円~」という現実的な数字。ネット上では、「高い」「安い」と意見が分かれる。志倉さんもツイッターで、「いくらなら妥当だと思いますか?」とつぶやいている。
担当者は、「大手飲食店チェーンなどの時給が900円前後なのを思えば、決して安いとは思いませんが」と苦笑する。なお「1000円」はアイドルたちがこの店で生計を立てていくことを考えたラインとのことで、「売れてからは当然、別の形の契約になると思います」。