ギリシャ国債、広がる「デフォルト」容認 「イタリア救済」を優先か

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デフォルト「コンセンサス得られる状況」に

   かつてのロシア(1998年)やアルゼンチン(2002年)のように、国債のデフォルトはたびたび起こってきた。ギリシャの場合はEUの一員であることから、EU全体に不安が増大したことが事態を悪化させた原因だ。米国や日本などの世界的に景気が冷え込んでいることもある。

   ギリシャ国債がデフォルトすれば、利払いや元本の支払いが停止になるわけだから、株式や債券、為替と世界の市場への影響がゼロということはない。小田切氏は「どこまで許容できるかです。ギリシャのようになってしまうと、もう借り手優位。いまならギリシャ国債を保有するドイツやフランスの銀行が泣くだけです」という。デフォルトはタイミングの問題で、「すでにコンセンサスを得られる状況になりつつある」とみている。

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