高山社長「わたしはオリンパスが好きだ!」
「粉飾決算ではないか」との指摘に、「大変、不適切な(会計)処理をしたのは事実」とだけ答えた。買収をめぐってはこれまで「適正」と主張していたが、「昨晩まで知らなかった。事情が変わった」と、結果的にウソになったことを認めた。
上場廃止の可能性に話が及ぶと、「そうならないように全力を挙げて努力していく。わたしはオリンパスが好きだし、4万人以上の社員や、消費者や株主に対して、オリンパスの事業価値を提供し続けることがわたしの責務だ」と答えた。
さらに、報道陣が「今回の問題はウッドフォード氏(元社長)が過去の買収を問題視したことによって明るみになったが、それがなければわからなかったのではないか」と質すと、「必ずしもそうではない。監査などでわかった可能性はある」と答え、「20年もわからなかったことが、いまの取締役や監査役でわかるというのか」と、失笑を買う場面もあった。
ウッドフォード氏の社長解職については、「本人の資質の問題」とし、「評価(解職)が変わることはない」と断言した。