「iPhone効果」はやっぱり強力 KDDI純増数でドコモ抜き去る

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アンドロイド機続々で「差別化難しい」

   一方、iPhoneを販売していないNTTドコモは8万9600件の純増だったものの、KDDIに抜かれて3位に転落。MNPでは7万5000件の転出超と「ひとり負け」の様相だ。

   10月の契約数に限ると、iPhone 4Sが携帯各社の勢力図を変えるほどの威力を発揮したようだ。アスキー総合研究所の遠藤諭所長は、「iPhoneが特別な存在であることは間違いない」と認める。ただし、今日のスマートフォンの国内シェアは、「アンドロイド」搭載機が主流となっている。MM総研の調査では、2011年度上半期のスマートフォン出荷台数でアンドロイド機が79.6%と圧倒している。遠藤氏は「各社とも続々とスマートフォンを出すなかで、差別化が難しくなってきた。そこにKDDIが『iPhone』という強力な武器を投入したことで、大手3社の位置関係に変化をもたらしたのではないか」と分析する。

   とはいえ、KDDIによる「iPhone戦略」は、「まだ始まったばかり」(遠藤氏)。発売1か月足らずの状況だけで判断するのは早すぎるが、KDDIがこの「強力な武器」をどう生かしていくかが見ものだ。

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