上地雄輔「小説家転身」と間違われる 出版したら「10万部は超える」の声

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   俳優で歌手の上地雄輔さん(32)が、自身のブログで小説の連載を始めたと話題になっている。上地さんは今後、俳優の水嶋ヒロさんのように小説家に挑戦し活動範囲を広げる、などといった報道も出ている。

   しかし、実際にはどうなのかというと、上地さんはブログを更新するのが面倒になっていて、無名だった10年前に書いた「仲間に好評だった」台本を、穴埋めとして掲載しているだけのようだ。

ギネス認定が泣いている「月に8回更新のみ」

   上地さんのブログ「神児遊助」の人気は絶大で、2008年6月には1日のユニークユーザーが23万人となり、世界で最も閲覧が多いブログとしてギネスブックに認定された。ユーザーからのコメンのも多いときには1万も付くが、今年に入りブログの更新が滞り気味。従来は月に30~40回更新していたが、16回前後に減り11年9月は8回だった。

   11年10月24日からいきなり連載を始めた小説は「二死満塁」。10年前に高校球児だった「周助」が主人公で、神奈川県予選決勝戦の回想から物語は始まる。現在は結婚し2人の子供がいる「周助」だが、高校球児時代の仲間との繋がりがその後の人生を変えていく、といった展開になっている。

   なぜこんな連載を始めたのか。一部の報道では、「ヘキサゴンファミリー」の主要メンバーだった上地さんは、島田紳助さんの引退以降に仕事が激減。新たな活動場所を探すことになった。前例として俳優の水嶋ヒロさんがいて、小説家としてデビューしたところベストセラーに輝いた。これを真似た「小説家宣言」だというのだ。

   しかし、上地さんの説明によると違っていた。11年11月1日付けのブログで上地さんが「二死満塁」について説明。それによると、新曲作りに忙しくブログを書く時間がなかった。たまにブログを更新しても、内容に尾ひれが付くなど誤解されることもあって

「まただぁぁ、面倒くさ。。」

となってしまった。ブログを更新しなければ読者から心配されるし、更新するのが更に面倒くさくなる、と知人から注意されたが

「なんで自分のブログまで追われなきゃならんねーん」

という気持ちだったという。

「飽きるか疲れるか、キリが良くなったら止めます」

   そんなある日、上地さんが昔書いた「台本」の話題が友人から出た。それが10年前に全く芸能人として売れなかった時代に暇に任せて書いた「二死満塁」。友人から「面白かったから形にすれば良いのに」といわれた。上地さん自身、何らかの形で発表したいと思っていたが、それならばブログにアップすればいい、と思い付きで連載を決めたという。

   ただし、この小説で勝負する気なのかは疑問で

「飽きるか疲れるか、キリが良くなったら止めます。先に謝っとこ(笑)ゴメンサイ」
「毎回毎回、何話まで書いたか調べるの面倒くさすぎたから、(タイトルに番号をふるのは)やめましたゴメン」

などと説明しているのを見ると、「ブログの穴埋めだった」と考えるのが順当だろう。

   一方で、上地さんのブログのコメント欄には「面白すぎる!」「早く続きが読みたい」などといった感想が大量に寄せられている。ネットの掲示板には

「上地なら、内容の如何に関わらず、ファンが10万部以上買うはず」

といった予想も出ている。出版社がこれを見過ごすわけはなく、出版依頼が来ているのではないかと上地さんの所属事務所・ジャパンミュージックエンターテインメントに問い合わせたが、

「担当者は一日中席を外していて、本日は戻りません」

ということだった。

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