野田首相「1000円散髪」やめた? 「4515円店へ変更」の裏事情

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首相の地元事務所へ「要望」

   組合員約7万人の全理連に話を聞いてみた。担当者によると、首相側へ抗議をしたわけではない。ただ、首相の地元(千葉県)事務所へ、地元の組合が要望を伝えていた。

   内容は、「一国の首相たるものが、一企業(QBハウス運営会社)のPRをする形になるのは如何なものか」など。

   また、千葉県など各地で、理容店に洗髪台の設置を義務付ける改正条例が施行されていることを指摘し、考慮に入れるよう求めた。

   「1000円店」は基本的に、洗髪台を置かずにコストを安くし、ノズルの先から空気で髪くずを吸い込む機械を使っている。条例改正については、「衛生面から必要な措置」との意見の一方、「ベンチャー企業つぶしの規制強化」との異論もある。

   今回の首相の「店変更」について、全理連へ事前に連絡があったわけではない。報道で知り、「安心した」という。ただ、「我々は『1000円店』を否定しているわけではない」とも強調した。

   首相が今回訪れた銀座マツナガ新宿店の澤田裕二郎店長(29)によると、前日に首相の秘書から予約が入ったときには、まさかと思い、「冗談は止めて下さい」と言ってしまったそうだ。系列店を訪れる政治家はいるようだが、新宿店では「恐らくいない」。

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