飼い犬が宅配ピザのバイクにひかれて重傷 飼い主とピザーラ店長、こじれる

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「謝罪や補償をしないということはない」

   ブログ記事が出ると、はてなブックマークが400以上つくほど、反響を呼んでいる。グーグル検索ランキングでも、「ピザーラ」が一時、急上昇ワードトップ10に入った。

   ネット上では、ブログに書かれたピザーラ店長側の対応について、「真摯に謝罪くらいしなきゃな」「物でも損害分は保証するだろ」「普通に危険運転じゃね?」といった疑問が相次いだ。一方で、飼い主女性がベビーカーに加えて、犬3匹も連れていたことについて、「どー考えても危ないだろ」「危機管理もおかしい」「犬を轢かせるなよ 飼い主の責任」との指摘も出ている。

   ピザーラの男性店長は、取材に対し、宅配バイクによる事故があったことは認めながらも、こう話した。

「ブログに書いてあることは、100%事実とは考えていません。かなりの歪曲があると考えています。謝罪や補償をしないということはないです。現在は、保険会社に任せて、対応している最中です」

   スピードの出し過ぎや犬に気づいていなかったことは否定。「バイクは徐行して運転しており、犬も視認していました」。しかし、事故の原因については、交渉が進行中であることを理由にコメントを控えるとした。

   ピザーラでは、30分以内に配達することを売り物にしている店も多い。店長は、「安全運転を第一に教育・指導をしており、スピードは出していません」と言う。

   フォーシーズの宣伝企画部では、「この件に関しましては、事故の状況や対応などを確認中で、確認でき次第しかるべき対応をします」とだけ言っている。

   ペットの事故に詳しい佐野隆久弁護士は、こう指摘する。

「ペットは物損扱いになるのは、間違いありません。一般常識からみて謝罪しないとしたらおかしいですが、ベビーカーに犬3匹を連れていたのも、無理がある感じもします。過失度合いは、歩行者の方が少なく、バイクの方が大きいのが普通です。補償の名目治療費としては、治療費とペット買い替えのうち、安い方の金額になります。歩行者の要因によっては、過失割合が減る可能性はあります。慰謝料支払いの請求は多いですが、99%認められないですね」
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