自社開発ゲームがリリースされずに今夏は失速
DeNAは11年10月31日に11年4月~9月の第2四半期の連結業績を発表。売上げは前期比35.2 %増、経常利益は20.2%増となったが、7月~9月に関してはこれまでの勢いが止まった。理由は自社開発の新しいゲームが登場しなかったからで、自社開発のゲームの場合は他社が開発したゲームより遥に課金収入などの利幅が大きい。
ソニーの「PS3」や、任天堂の「Wii」などで動く大作ゲームソフトは100人以上のスタッフで数十億円の開発費をかけるなどプロジェクトを組み完成させるが、スマホなどのソーシャルアプリはアイディアが勝負。少人数、あるいは一人で企画し、プログラムを組んで完成させる場合もある。それだけに、飛び抜けた才能の確保が最も重要とされている。
DeNAが現在活躍中のエンジニアを獲得することに加え、新卒社員に対しても破格の待遇を用意しているのもそのためだと思われるが、果たして狙い通りに優秀な新卒が集まるのか、業界が注目している。