無断撮影したうえ「キモい」と中傷 女子大生ブログ「飲酒疑惑」も重なり騒動

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   大学生がツイッターやブログで、自らカンニングや窃盗といった「犯罪告白」をして問題視されるケースが相次ぐなか、今度は女子大生が飲食店で一般男性を無断で撮影して自身のブログで公開したうえ、「キモい」と書き込んだ。

   このブログではたびたび飲酒にまつわる話題を取り上げているが、本人のプロフィルを見ると未成年。隠し撮りと合わせて、ネット掲示板では非難の声が上がった。

合コン後のファストフード店で「隠し撮り」

「ちょおキモいのいた」

   ある女子大生のブログに掲載された、ひとりの男性の写真。ファストフード店でひとりで食事をしながら携帯電話の画面を見つめる様子を、こっそり撮影したものと見られる。そこに添えられたのが冒頭の言葉だ。

   プロフィルを見ると、ブログの持ち主は大妻女子大学に通う学生。見ず知らずの男性を「隠し撮り」したうえに、馬鹿にしたような記述はいただけない。ブログには、「いかんでしょ」「これは盗撮やろなぁ」「低レベルの一言」と批判のコメントが殺到して、炎上状態となった。

   実はこの日のブログでは、主に合コンの話が綴られている。居酒屋で飲食した後に来店したファストフード店で、先の男性を無断撮影したようだ。この合コンの開催日は10月3日。しかしブログにある本人の誕生日を見る限り、合コンの時点では未成年だったことが分かる。

   この日の記述からは、本人が飲酒したという確証はなく、飲酒をしている写真もアップされていない。しかし過去のブログには、飲酒したことを強く印象付けるフレーズがある。「自分がアルコールに強いと思っていたが5杯で気持ちが悪くなった」という内容が見られるのだ。ほかにも「飲みに行った」という話題が登場することがあった。

大学側は「現在、事実を確認している」

   過去のブログには氏名が掲載されており、ネット上で本人が特定されてしまった。2011年11月4日現在、ブログは閉鎖されている。

   大妻女子大学広報に取材したところ、女子大生によるブログの「騒動」については「把握しています」と話した。学生に対する処分を検討しているかを聞くと、「現在、事実を確認している」との回答にとどまった。

   ネット上で気軽に情報発信する機会が増える一方、今回のような軽率な書き込みが原因でトラブルに発展するケースが急増している。2011年7月には大学生がツイッターで、カンニングや無免許運転したと自慢げに綴り、果てはアルバイト先のコンビニエンスストアで食料品や売上金まで「とりほーだい」などと窃盗をにおわせる投稿をして、大学やコンビニを巻き込む騒ぎになった。その後も、別の学生が「痴漢してやった」「キセルの鬼になる!」とツイッターに書き込み、指摘を受けると「全部うそです」と釈明に追われた。中には停学処分となった学生もいる。

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