ルミナリエ、御堂筋などは例年通り実施
そのほか関西地区の有名なクリスマスイルミネーションには「神戸ルミナリエ」(兵庫県)、「御堂筋イルミネーション」(大阪府)、「冬ほたる」(京都・琴滝公園)、「海遊館ウィンターイルミネーション」(大阪市)、「OSAKA光のルネサンス」(大阪市)などがあるが、上にあげた5つはいずれも11年の開催を発表している。「節電」を理由に中止を決めたのは今のところロームだけのようだ。
関西電力は11年10月14日に関西広域連合との協議で、企業や家庭に「節電」を要請する考えを明らかにしている。原子力発電が全体の約4割を占めており、稼動停止中の原発の運転再開が難しいことで深刻な電力不足が予想される。
こうした中でのクリスマスイルミネーション点灯となりそうだが、大規模な停電などの心配はないのだろうか。
関西電力は「それぞれのイルミネーションの消費電力量がわからないので何とも言えない。冬は電力が逼迫する見通しで厳しいことが予想されるが、企業や一般家庭への節電の要請を行うか否かも現在調整中だ」と話している。