「男社会」のアマチュア育ちは年上女性に癒される
沢村のようにプロ野球選手は「姉さん女房」が多いのも特徴である。よく知られる選手ではマリナーズのイチロー。オリックス時代に結婚した夫人は元TBSの福島弓子アナウンサーで沢村ペアと同じ7歳上だ。巨人を辞めた後、タレントに転身した元木大介内野手の夫人は元日本テレビの大神いずみアナウンサーで3歳差。かつて15歳年上の女性と結ばれたスター選手もいた。
選手のほとんどはアマ時代、男性指導者の厳しい指導を受けている。そのため女性特有の温かさと思いやりに癒しを求める。
最近、試合前のグラウンドには女性取材者が多い。新聞社の記者あり、テレビ局の記者とアナウンサーあり、メディアの企画で来る女性タレントあり…。華やかである。以前では考えられない光景だ。
プロ野球選手の結婚にもその時代の特徴がある。昔は宝塚スター、キャビンアテンダント、女優、歌手、今はアナウンサー、タレントが多い。女性にとって高給取りのプロ野球選手との結婚は「玉の輿」ともいえる。
これから注目されるのは楽天の田中将大投手と日本ハムの斎藤佑樹投手。ゴルフの石川遼も「交際宣言」したばかり。私生活の安定が、先々の選手生命も左右しかねないだけに若きスポーツスターから目が離せない。
(敬称略 スポーツジャーナリスト・菅谷 齊)