ソフトバンクは2011年10月27日、2011年4~9月期の決算を発表した。米アップルのスマートフォン「アイフォーン(iPhone)」の販売が好調で、売上高は過去最高の1兆5356億円で前年同期比4.8%増、営業利益は3732億2300万円で同18.3%となった。連結当期純利益は2172億円となり、KDDIを初めて抜いた。
国内ではこれまで「iPhone」の販売を独占してきたソフトバンクだが、10月14日に発売した「iPhone 4S」では、KDDIとの「2社体制」となった。決算発表の席で孫正義社長は、KDDIへの「乗り換え」で解約が殺到することもなく、順調な売れ行きを示していることを明かし、「霧が晴れた」と表現した。