個人投資家「逆張り」でFX残高8月以来の高水準

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   ドル円相場が連日のように最高値を更新する高水準にあるなか、外国為替証拠金(FX)取引に投資する、「ミセス・ワタナベ」と称される個人投資家による「逆張り」(あえて相場の流れに逆行する取引)が活発なようだ。

   円高が進行するのは「円買い・ドル売り」が進むためだが、個人投資家はこの動きに逆らって、「円売り・ドル買い」の動きに出ている。ドル相場が上昇した後に、その持ち高を解消して利益を得るのが狙い。FXでは金利が相対的に高いドルを買うと金利差収入を得られる。反対にドルを売ると金利差分を取られることも、好んでドルを買う投資家が少なくない理由だ。

   東京金融取引所のFX取引「くりっく365」は、2011年10月25日時点のドルの買越残高が36万3273枚(1枚は1万ドル)となり、8月3日以来の高水準になった。ニューヨーク市場で円相場が最高値を更新した半面、円売り介入への思惑が出ているため、個人投資家がドル買いを進めているとみられる。

   10月27日のドル円相場は14時30分時点で75円93~96銭と、75円台の高値水準で推移している。

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