ウッドフォード氏には「怒り感じる」
ウッドフォード氏は社長解任後、国内外のメディアのインタビューに応じ、オリンパスの過去のM&A(企業の合併・買収)やその際の不適切な手数料の支払いなどについて指摘したことが社長解任の原因と訴えてきたが、これについて高山社長は記者会見で、「ウッドフォード氏はいまも取締役の立場にあり、発言は大変問題だ」と述べた。そのうえで、社内情報を外部に漏らしたことは「怒りを感じる」とした。
一方で、英ジャイラス社などの買収について、「当時は(買収について)あまり知らされていなかった」とし、M&Aの手数料が適正な水準だったと思うかとの質問には「M&A手数料はケース・バイ・ケースであり、医療分野の買収としては適切だったと思う」と答えた。