政府は2011年10月25日、2011年度の文化勲章を作家の丸谷才一氏ら5人に贈ることを発表した。文化功労者には、俳優の大滝秀治氏ら15人が選ばれた。
文化勲章受章者は丸谷氏のほか、半導体電子工学を専門とする赤崎勇・名城大学教授、陶芸家の大樋年朗氏、日本政治史の三谷太一郎・東京大学名誉教授、分子遺伝学の柳田充弘・京都大学名誉教授。
文化功労者に選ばれたのは、大滝氏のほか、五百籏頭眞・防衛大学校長、陶芸家の今井政之氏、応用微生物学の遠藤章・東京農工大名誉教授、日本古典文学の片桐洋一・大阪女子大学名誉教授、細胞生物学の黒岩常祥・東京大学名誉教授、小説家の加賀乙彦氏、雅楽の芝祐靖氏、固体電子工学の菅野卓雄・東京大学名誉教授、有機金属化学の玉尾皓平・理化学研究所基幹研究所長、彫刻家の橋本堅太郎氏、書家の日比野光鳳氏、政治学の毛里和子・早稲田大学名誉教授、文化人類学の山口昌男・東京外国語大学名誉教授、能楽研究の横道萬里雄氏。