辞任に反対するツイートも相次ぐ
なお、この読売記者は、別の協会メンバーの「次回からルール厳守をお願いします」という声に対して、うなづいて会場を後にしており、最後にはルールを守ることに同意したようだ。
翌10月21日には、協会は記者個人に対する抗議文を発表。ただし、記者に対して謝罪を求めるものではなく、
「今後、当会主催の記者会見に参加される場合には、ルールの順守を厳にお願い申し上げます」
と、特に「出入り禁止」という訳でもない。
この翌日の10月22日、上杉氏は「辞表なう」とツイートし、公式サイトで「辞任届」を発表した。サイトに掲載された文章によると、読売記者への「暴言」が「当協会の健全性と信頼性を傷つけるに十分であると判断」したとして暫定代表の辞意を表明。今後は「会の運営のために『一兵卒』として尽力する」としている。
これを受け、辞任届の宛先になっている暫定幹事長で広報担当の畠山理仁(はたけやま・みちよし)氏は、辞任届について
「暫定幹事長預りとします」
とツイート。現時点では保留状態だ。畠山氏は、10月24日午後の時点では
「協会の皆さんで話し合いの場を持った上で決めたい。私一人で決められるものではない」
と、協会内で何らかの合意を得たい考えだ。さらに、結論を出す時期については
「協会のメンバーには忙しい人も多いが、遅くとも今週中には決めないといけないと思っている」
と話している。
ただし、協会メンバーからは、
「ここで辞めたりすると讀賣始め記者クラブの思うツボ」(田中龍作氏)
「こんなことでいちいち辞任とかしてたら、代表何人いても足りないよ、あほ!」(江川紹子氏)
と、辞任に反対するツイートが相次いでおり、協会内の議論が紛糾する可能性もある。