府知事選に郷原弁護士浮上 「反橋下」で結集できるのか

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8月末の橋下支持率65%

   複数の自民府連関係者によると、「『反橋下』で盛り上がっているのは、自民では大阪市議団だけでは?」。少なからぬ府議や他の市町村議員らの間には、知事選で民主党と一緒になって橋下陣営と対決する必要があるのか、と厭戦ムードもあるという。

   例えば8月末の朝日新聞などによる府民対象の世論調査で、橋下知事の支持率が65%となるなど、ひところの「8割超え」ほどの勢いは衰えているものの、自民支持者らの間でも橋下知事による改革(府政、大阪市政を問わず)への期待度は「まだまだ大きい」と話す関係者もいた。

   例えば郷原弁護士など知名度の高い人物を民主と自民などで共同で擁立することになれば、自民陣営は盛り上がるだろうか、との質問には、「橋下陣営は、候補者の知名度に関係なく強いからね」「府連幹部と『下』の我々の受け止め方は違うわな」といった冷めた答えが返ってきた。

   一方、先に触れた8月の朝日世論調査で、橋下知事が任期途中で辞めて大阪市長選に出ることについて、「賛成29%、反対56%」と反対の方が多くなるなど、橋下人気の陰りを指摘する声もある。

   平松市長は10月21日、知事選候補に名前が挙がった郷原弁護士について、「正義というものに厳しい目を持っておられる」と評価し、「大阪市民を守るという形で一致できれば共闘させていただきたい」と語った。

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