カダフィ、息子、政府高官の順に、次々に性的暴行
被害者から相談を受けたリビア東部、ベンガジの心理学者が同紙に明かしたもので、この被害者は、首都ベンガジのカダフィ氏の邸宅で、(1)カダフィ氏(2)カダフィ氏の息子(3)政府高官の順に、次々に性的暴行を受けたという。
同紙によると、この被害者の女性は大学を退学になり、「復学にはカダフィ氏の口利きが必要」などと言われ、カダフィ氏のところに連れていかれた結果、被害を受けたという。さらにその後、被害者の兄弟がマルタからリビアに帰国する際に麻薬密輸の容疑をかけられた。被害者女性は、
「部隊に入らなければ、兄弟は一生牢屋の中だ」
などと脅されたのだという。にわかには信じがたい話だが、仮に本当だとすれば、政権末期の部隊は、相当「喜び組」の色が強くなっていたことを示すエピソードだ。
また、部隊のメンバーかどうかは不明だが、ウィキリークスでは、09年9月29日付けの在リビア米大使館発の外交公電で、
「カダフィ氏は、色っぽい金髪のウクライナ人看護師をいつも同伴している」
とも暴露されている。