社長解任をめぐって経営の混乱が深まるオリンパスの株式は6営業日連続で売られ、2011年10月21日の終値は前日比90円安の1231円で引けた。この間の下落率は49.5%、ほぼ半値にまで下落した。
投資家は経営の混乱が長期化していることに嫌気がさしていると同時に、マイケル・ウッドフォード前社長が指摘する、オリンパスの「過去の企業買収」を疑問視する向きが強まっていて、会社側の姿勢を「株主軽視」と受けとめているようだ。
大株主の米運用会社ハリス・アソシエイツは20日、会社側に対して問題視されている買収案件について詳細な説明を求める文書を送った、と発表した。