平野復興相「バカ」発言 辞任取りざたされるほどのことなのか

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友を失った無念さが口を突いただけ?

   一方で、葬儀などでは、亡くなった友を「バカ野郎~。何で死んでしまったんだ!!」と嘆き悲しむことはおかしくない光景だ。こうしたことから、ネット上では、友を失った無念さが口を突いただけとの指摘も相次いでいる。

   「愛憎こめた『バカ』だろ」「これがアウトなら友人知人に対してありとあらゆる席で同等の発言出来なくなる」「つまらない言葉狩り」…

   平野達男復興相が笑う仕草をみせたことについては、「そんな馬鹿にしてる感じには見えんけどなぁ・・?」「号泣しながらだったら印象も違っただろうにねぇ」と擁護する声も出ている。

   平野達男復興相は、研修会後にマスコミに対し、発言の真意を釈明した。

「この間の同級会なんかでもそういう話で、『あいつはバカだった。何で逃げなかったんだ』ということをちょっと言ったんですが、そのときの思いが今日の中に出てしまいまして…。冷静に客観的にしゃべらなくちゃならないところに個人的な思いが入ってしまいました」

   亡くなった同級生は当時、岩手県陸前高田市で歯科医をしており、逃げる時間は十分にあったと説明した。本人は「大丈夫だ、大丈夫だ」と言っていたと聞いているといい、「逃げれば逃げられたのに」との思いがあったという。

   ここでもにこやかな表情だったが、「不快な思いをされた方には、心からお詫び申し上げます」と謝罪した。

   藤村修官房長官は、2011年10月19日の会見で、「言葉を慎重に選んでほしい」と平野氏に注意したことを明らかにした。ただ、「前後の発言を考えれば一般的にも理解できる」として、進退を問わない意向を明らかにしている。

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