外国人観光客例年の半分 「アジアNo.1」京都はどうなる

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   順調に推移してきた京都の観光事業に、3月の震災・原発事故は大きな打撃となった。京都市の観光振興課によれば、震災直後の一時期は外国人観光客が「ほぼゼロ」に陥り、現在でも例年の半分ほどに留まっているという。

   日本を訪れる外国人観光客の7割はアジアからだが、京都では逆にアメリカ、ヨーロッパなど欧米からの訪問が7割を占める。特にヨーロッパには日本の放射能汚染への恐怖感を持つ国も少なくなく、依然向かい風が続いていると言える。

   京都市も、手をこまねいているわけではない。海外拠点を通じた積極的な情報発信に加え、「今の京都の状況を実際にその目で確認し、正確な情報を伝えてほしい」という狙いから、海外メディアなどの招致にも力を入れる方針だ。また外国人向けの24時間対応コールセンターを2011年9月から試験的に設置するなど、観光の「質」を高める方策にも力を入れることにしている。

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