TBS系の秋ドラマ「南極大陸」が初回から視聴率20%を超え、反響を呼んでいる。一方フジテレビは、韓流偏重と批判されながらも、韓国の女優キム・テヒさん(31)主演のドラマで勝負をかける構えだ。
テレビの視聴率トップが10%台という最悪の状況が報じられる中で、久しぶりに明るい話題が出てきた。
「JIN-仁-」に続いて視聴率20%超えを達成
TBSの開局60周年記念作としてスタートした「南極大陸」は、2011年10月16日の初回で、いきなり22.2%もの平均視聴率をマークした。瞬間最高は、実に25.5%にも達した。
民放の連ドラで初回の20%超えは、11年は同じTBS系の春ドラマ「JIN-仁-」だけ。これも60周年記念作で、TBSは、大作をいずれも成功させつつあることになる。
「南極大陸」の主演は、SMAPの木村拓哉さん(38)で、「JIN-仁-」にも出演した綾瀬はるかさん(26)のほか、芦田愛菜さん(7)ら人気者をそろえた。昭和30年代に、敗戦国から立ち直ろうと南極観測に挑んだ男たちとタロ、ジロら樺太犬との交流を描くストーリーになっている。
韓流ドラマが次々に導入される中、日本発のドラマが再び脚光を浴びた形だ。それだけに、ネット上でも、次々にコメントが書き込まれている。
演出などが「JIN-仁-」に似ているといった難点の指摘もいくつかあったが、総じて好意的な書き込みが多い。「やりゃあ出来るじゃねえか」「日の丸を背負った木村拓哉かっけーーーー」「震災から立ち直るべくがんばってる今の日本に必要なのは こういうドラマなんだよなあ」…。中には、これまでネット上で叩いてきたことを反省し、「TBSさん豚呼ばわりしてごめんなさいm(__)m」という告白まであった。
これに対し、秋ドラマでキム・テヒさんを起用するフジテレビには、2ちゃんねるを中心に、批判の声が強い。