11月から羽田発着が就航、まず国内線で火花
航空会社は効率の良い航空機を使って、運航路線の収益を上げるというのが基本戦略だ。早くからB787の導入を考えていた全日空はまず、来年1月に羽田-フランクフルト線を新設し、B787を投入。さらに「2012年度中に一つか二つ開設する」と意欲を見せる。中東路線も候補とみられる。
燃費向上を武器に、主戦場の国内線でも11月1日から羽田-岡山、羽田-広島に就航させるのを皮切りに、55機のうち当初2年で20機を国内に一気に投入する計画。計画通り導入できた場合、燃油費などコスト削減効果は(年間)100億円ほどあると見ている。
ライバルの日航も早ければ年内にも1号機が納入される見通しで、来年3月までに5機程度を導入、まず4月に新規路線の成田-ボストンに投入する予定だ。