オリンパス外国人社長語る解任理由 「疑惑の買収」を詮索したから?

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「過去の買収の資金は適切に会計処理している」

   FTが報道したウッドフォード前社長の主張についても、「過去の買収の資金は適切に会計処理している」とコメントしている。

   オリンパスは、2015年3月期には医療事業の売上高を5500億円(11年3月期は3553億円)にすることを目指している。そのために、医療事業や産業用検査機器のM&Aに積極的で、ジャイラス社の買収はその足がかりとなった案件。オリンパスはこの買収に、同社としては過去最高の約2600億円を投じた。

   そのため、「実態よりも高い価格で買収されたのでは」との見方が広がった。買収後に一時株価が下落したこともあった。

   買収疑惑の真相は不明だが、先の内部告発社員の配置転換をめぐる裁判や、今回の突然の社長解任劇をみると、同社の体質に何か問題があると思われても仕方がないかもしれない。

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