野田首相「議員定数削減」先送りの腹づもり?
ちなみに、「復興増税とは別に」消費税を社会保障の財源として2010年代なかばまでに10%に引き上げることについては、賛成45%(8月末は44%)、反対46%(同45%)と拮抗している。
いずれにせよ、9割超の人が、(復興や社会保障の財源を問わず)増税の前提として「国会議員の人数や報酬を減らすべきだ」と答えていることの重みは変わらない。
野田首相は10月17日、内閣記者会とのインタビューで、衆院の定数削減について「各党の意見に真剣に耳を傾けていくことが基本姿勢だ」と述べた。
日経新聞(電子版)は、この野田首相発言について「衆院比例代表定数の80削減などは先送りする考えを示唆した」と分析している。野田首相はすでに腰砕け状態なのだろうか。