「節電の冬」売れる石油ストーブ 9月の販売は前年の16倍、生産急ピッチ

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「異常な売れ行き」在庫切れの可能性も

   日本ガス石油機器工業会では、2011年度の石油ストーブの販売台数は前年度より13%増の148万台と見込んでいるが、「すでに増産態勢を組んだメーカーもあって、予測を押し上げることになりそう」とみている。

   震災による節電の影響から一定程度売れると踏んでいたが、「(消費者の)動きがこれほど早いとは。正直驚いています」と話す。

   震災直後は、ライフラインが完全にストップ。また電気やガスが止まらなくても、節電によって多くの電力を使うエアコンなどの利用をできるだけ控えるようになった。

   そのため、夏には扇風機が在庫不足になるほど売れたが、石油ストーブはそんな扇風機の二の舞を避けようと早くから生産体制を整えていた。しかし、それでも「異常な売れ行きで、在庫切れの可能性もありそう」と、ある家電量販店はみている。

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