「少女時代」は容認、「KARA」は削除
AKB48に限らず国内のアーチストは、無断に動画サイトで公開された楽曲の動画が削られている例は多い。例えば人気グループ「嵐」の動画を検索すると、特に最近投稿されたPVは軒並み閲覧不可能となっている。ごくまれに、今も見られる状態のものが残っているが、テレビコマーシャル映像も「著作権侵害」として削除対象となっていた。
ところが、これが「K-POP」となると様子が変わってくる。少女時代や東方神起といったヒットメーカーも多くのPVがユーチューブ上に投稿されているが、問題なく視聴できるものがほとんどだ。一方で同じK-POPシンガーでもKARAの場合は、AKB48と同様に削除対象となっているものが多い。
同じ韓国のミュージシャンで対応が分かれている理由は不明だが、所属事務所やレコード会社によってネット上の動画の取り扱いに対する方針の違いがあると見られている。視聴可能になっているアーチストは、ネットで利用者の目に触れる機会を増やして知名度アップを狙う一種のプロモーションと割り切り、こうした動画を違法と分かっていながらあえて「放置」しているとも考えられる。