SMAPの木村拓哉さんがコンサートのリハーサル時に、日の丸の描かれたTシャツを着ている姿がテレビで放送され、ネットで「キムタクは愛国者だったのか」などと大きな話題になっている。
2011年9月16日、北京で初のSMAP公演が行われた。会場となった北京工人体育場は約2万人の観客で埋まり、大盛況だった。
白地に大きな赤い丸が描かれたデザイン
公演までの様子をカメラが追ったドキュメンタリー「プロフェッショナル 仕事の流儀」(NHK)が2011年10月10日放送された。
70分にも及ぶ特別篇で、ミーティングの様子など、普段テレビで放送されることのないSMAPの裏側が紹介されたのだが、北京公演に向けたリハーサル時の映像が注目を集めた。
メンバーとダンサーら十数人で振り付けの確認をしている際に、木村さんは、白地に大きな赤い丸が描かれているTシャツを着ていた。どう見ても日の丸なのだ。北京公演のリハーサルで日の丸Tシャツというので、ネットですぐに話題になり、2ちゃんねるには、
「キムタクが私服で日の丸を着る超愛国者だった」
「国を背負っているというのをどっかで表現したかったんだろ」
「キムタクは日本の誇りだわ」「ウヨタク」
といった書き込みが寄せられた。
ドラマ「南極大陸」で作られたTシャツ?
木村さんは一体どこでこのTシャツを手に入れたのか。映像をよく見ると、左袖の部分に「PL107」と書いてある。背中には犬の足跡のプリントがあった。
木村さんは10月16日から始まるTBSのドラマ「南極大陸~神の領域に挑んだ男と犬の物語~」で主役を演じる。昭和30年代、日本の意地をかけて南極観測に挑んだ隊員と樺太犬の活躍を描いたドラマで、作中にはかつて日本の初代南極観測船として活躍した「宗谷」も登場する。この宗谷の船番号がPL107だった。
このTシャツは出演者やスタッフ用にデザインされたものなのだろう。犬の足跡も、有名なタロとジロをイメージしたものと見られる。
8日放送された情報番組「王様のブランチ」(TBS)で木村さんがこのドラマの番宣のために出演した際も、ジャケットに隠れてはいるものの、これと同じだと思われるTシャツを着ていた。
ただ、いくら自分が出演するドラマのものだとしても、正面に大きな日の丸の描かれたTシャツをかっこよく着こなすのは難しいはずだ。どういう意図で着用しているかは不明だが、2ちゃんねるには「すげえと思っちゃった ファッションセンス的な意味で」という見方も寄せられていた。