長時間パソコンで眼精疲労やドライアイ 「ブルーライト」が原因か

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ブルーライト防御する専用メガネも登場

   一方で、これまでもPCなどから発せられる光が目によくないことは指摘されていたが、具体的な対策を講じた人はそれほど多くない。前出の調査でも、目に疲れを感じた際に何らかのケアをしているか聞いたところ、55.9%の人が「ケアしていない」と答えた。

   しかもPCなどを使って目の疲れを感じたとき、目薬を注したり、冷やしたり温めたりする人は多いが、あらかじめ目を保護するためにできることは少ない。PCの画面に取り付けるプロテクターやフィルムが市販されているが、どちらかといえば目を保護するというより画面自体を保護する役割が大きかったりする。

   そうした中で、メガネチェーンのJINSから「JINS PC」というブルーライト対策の専用メガネが発売された。

   JINSはブルーライトを55%カットするレンズをイタリアのインターキャスト社と共同開発。ブルーライトを抑えつつ、目に負担のかからない自然な見え方を実現した、という。

   「ふだんメガネをかける習慣のない方にもかけてもらえるよう、フレームも軽く、視界の邪魔になりにくいデザインにしました」。来春には「度付き」も発売する予定だ。

   ほかにも「ブルーライト対策」と銘打ったサングラスが発売されている。

   前出の井手副院長は、「目が疲れるようであれば、保護用のメガネを使用してみる、1時間おきに目を休める、PCを目より低い位置に置くなど環境的に予防できることから始めよう」と訴えている。

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