コロコロ変わる見出しは「売らんがため」?
カキコミには「売らんがためで、けしからん」との指摘もある。エコノミスト編集部にそのあたりを聞いてみた。
すると、「昨年2月23日号の売れ行きはよかったです。6月29日号はそれほどでも。ただ、基本的に国債ネタは関心が高く、売れ行きがいいです」と明かす。
ギリシャの財政危機が連日のように話題になり、それによって世界的な株安や円高が起こるのだから、日本の財政や国債のゆくえに関心が高まるのはうなずける。
エコノミスト編集部も、「(見出しが)ツイッターなどで話題になるのも、それだけ国債への関心が高いからでしょう」と話す。見出しのブレがひどいという指摘があることについては、とくにコメントがなかった。
経済誌やビジネス誌では「国債暴落説」が報じられると、よく「増税したい財務省筋が書かせた」「ヘッジファンドが扇動している」などとささやかれるが、同誌ではそんなことはなかったようだ。