イオンは、中・四国を地盤に店舗展開する大手食品スーパーのマルナカと、山陽マルナカを、2011年11月をめどに買収する。10月5日に発表した。手薄だった中・四国エリアの店舗網を拡充した。
イオンは、マルナカの発行済み株式の94.96%を364億6500万円で取得。また、山陽マルナカの発行済み株式のすべてを85億6800万円で買い取る。子会社化後、イオンは役員を派遣するが、両社の中山明憲社長は続投し、「マルナカ」の店名も変えないという。
両社の店舗数は合計で211、11年3月期の売上高は合計約3300億円。買収効果もあり、イオンの12年2月期の売上高は5兆1700億円になり、6期ぶりにセブン&アイ・ホールディングスを抜いて流通業界最大手になる見通しだ。