小林よしのり「フジデモ」痛烈批判 「ネトウヨ」は年収200万円以下の下層でしょ?

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   漫画家の小林よしのりさんが、ネットのインタビュー記事の中でフジテレビデモへの参加者や「ネトウヨ」を批判する発言を行い、2ちゃんねるを中心に話題になっている。

   小林さんは『戦争論』『天皇論』などを通じて時代状況や現代史について活発に発言、若い世代を中心にカリスマ的な人気を誇ってきたが、今回の発言はこれまでとはやや論調が違うと受けとめられ、戸惑いが広がっている。

国家を持ち出して「自意識を底上げ」する人間増えた

小林よしのりさんが3.11について書いた『国防論』。
小林よしのりさんが3.11について書いた『国防論』。

   インタビューは2011年10月3日、ライブドアが運営する言論サイト「BLOGOS」上に掲載された。9月に『国防論』を発表したばかりの小林氏にその思いを聞くというのが趣旨で、9ページにもわたるかなり長い記事だ。

   小林さんはまず原発事故含め、3.11以降に起きたことを漫画家として『国防論』で記録して残したかったことや、取材で行った被災地が「ソフト無法地帯」だったことなどについて話した。

   その後、最近の若者について聞かれる中で、

「昔はみんな若者は左翼だったんだけど、今は保守か、なんか『ネトウヨ』みたいな感じになっちゃって、切り替わっちゃったかなという感覚はしますよ」「国家というものを持ち出しさえすれば自分自身の自意識を底上げできる、という人間が増えた」

と指摘。立場の異なる人を「左翼」だとか「売国奴」などと非難しつつ、自分は尊大に振る舞う、そのために国家や日の丸が利用されてきていることに、「わし自身は嫌悪感を覚えることがある」とまで言い切っている。

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