山口組組長のインタビューが大反響 「詭弁と同じ」「言い分はとても響く」…

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ネット上「載せるべきではなかった」の声も

   また、インタビューの最後半部では、一連の暴力団排除キャンペーンについて、「(過去の例では)結局、警察OBの仕事が増えた。今回も似たような背景があるのではないだろうか」と疑問も呈している。

   インタビュー記事へのネット上の反応は、「暴力は嫌いだが、言い分はとても響く」「論理的だ」「服装かっこいい」(ツイッター)といった好意的なものから、「(言ってることは)やっぱり脅し」「詭弁と同じ。(産経新聞は)これは載せるべきでなかった」(はてなブックマーク)と批判的なものまで幅広く寄せられている。

   9月に「暴力団」(新潮新書)を出したノンフィクション作家でジャーナリストの溝口敦氏に、産経インタビュー(ネット版)の感想を聞いた。

   暴力団について篠田組長は、「世間になじめない人間の互助会」という趣旨の見方も示したが、溝口氏は「現実の暴力団はそうなっていない。違和感がある」と指摘。

   さらに、「『上納金なんて一切ない』という発言も信じられない」と厳しい見方を示した。ネット上では、篠田組長発言に対して「説得力がある」といった反応も少なくないが、鵜呑みにしてはいけない、というわけだ。

   一方、インタビュー記事の内容とは別に、各地の暴力団排除条例については、問題があるとの考えを示した。警察が自らの責任を棚上げし、「市民に一線にたって暴力団排除にあたれ」と言っているに等しく、「不備がある」という。

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