人気司会者のみのもんたさんが「引退」を明言した。
最近も司会を務める番組で引退を匂わせる発言をしたことが話題になったが、冗談だと受け止められていた。しかし、今回はどうやら、お得意の「上手なホラ」ではなさそうだ。
全局契約終了に「俺も参るよ」
2011年10月3日発行の東スポに、みのさんの直撃インタビューが掲載された。紙面では、「引退は本当か」の記者の質問にみのさんが「本当だよ」と答えている。
契約更改で、「みのもんたの朝ズバッ!」など全レギュラー番組の契約が12年3月に終わることになった。1987年から続いている長寿ラジオ番組「みのもんたのウィークエンドをつかまえろ」(文化放送)も含めてだ。
「やはり経費削減か」の質問には「俺からは言えないけど、そうじゃないの。」と返している。「やるだけやった」と言いながら、全局契約終了に「まさか全局とはね。そんなもんかね。参るよな、俺も」と、かなりショックを受けているようだ。
インタビューは2日、帝国ホテルで開かれた林家三平さんと国分佐智子さんの結婚披露宴に出席して帰るところを直撃したもの。ほろ酔い加減だったとはいえ、去就にかかわる重大発言だ。
9月時点では「冗談です」と言っていた各局
みのさんの引退がらみの発言は、今回が初めてではない。11年9月23日放送の「真実発掘ミステリー 歴史はこうして作られる」(日本テレビ系)で、「僕も来年3月に引退の身ですからね」とサラッと言っていた。
J-CASTニュースでもこれを取り上げ、各テレビ局に取材したところ「そのような事実はない」「冗談でございます」というコメントが返ってきていた。
しかし本当に事実でないことを、番組やスポーツ紙でたびたび発言するだろうか。それとも、テレビ局や東スポまで巻き込んだ壮大な冗談なのだろうか。
みのさんのマネジメントを行っているニッコクに問い合わせたところ、
「局との契約が3月で終わってしまい、その後更新できるかはまだ事務所にも本人にもわからない。引退が決まっているわけではありません」
とのことだった。9月末の騒動の時と同じ返答だ。