みずほ証券は、国内で働く社員数の5%程度にあたる300人の希望退職の募集を、2011年10月から開始する。10月3日付の日本経済新聞が報じた。みずほ証券は「当社から発表したものではありません」とコメント。否定も肯定もしていない。
ギリシャ財務問題などの欧州危機や米国景気の後退観測などを背景にした世界的な株安の影響で、株式の売買注文が減るなど事業環境が厳しいことがある。同社の社員数は約6300人。定年退職などによる自然減も含め、12年3月期までに国内の社員数を10%程度減らす方針とされる。
みずほ証券の11年4~6月期の連結最終損益は85億円の赤字で、3四半期連続で赤字となった。同社は12年秋にもみずほインベスターズ証券と合併する予定になっている。