韓国製の地球儀を使っていた
実行委員長を務める筑波大大学院の井田仁康教授(社会科教育学)に話をきいた。
教授によると、ポスターは大会を協賛する出版社がつくったもので、縦60センチ、横42センチ。実行委メンバーらが事前に図柄を確認したときは、電子メールで送られた縮小済みの添付資料で見ただけだったので、問題の箇所の色合いには「図案が小さく、気付かなかった」という。
出版社側の担当者にも確認した上で、「意図的なものではなかった。注意が足りなかった」と話した。「今後は気をつけたい」とし、図案決定前に実物大の図柄で確認することなどを検討する。
国際大会の予選ということもあり、英語表記の地球儀の写真を使った。かつ、安い地球儀を用意したところ、韓国製の地球儀だったという。ちなみに、韓国側が東海表記を主張する日本海については、いずれの記載もなかった。
中川正春・文科相は9月30日の会見で、産経報道を受け、「遺憾だ」と述べた。主催者側に対し、再発防止を講じてほしいと近く伝える考えも示した。