お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さん(37)がツイッターで送った私信のダイレクトメッセージ(DM)について、受け取った人が無断で公開したとして論議になっている。
きっかけは、田村淳さんがツイッターで2011年9月26日、「脱原発派」発言をしたことだった。
「現時点では原発は必要だと思う」
すると、群馬県高崎市在住の中学校教師男性がツイッターで、反原発活動をしている俳優の山本太郎さん(36)への協力を以前に淳さんに呼びかけたことがあると明かし、次のようなDMが淳さんから来たというのだ。
「代替エネルギーを考える必要はあると思うが、現時点では原発は必要だと思う」
これは脱原発と必ずしも矛盾しないが、男性は、淳さんの考えがこの当時と変わったと評価。「世の中は変わってる」とも主張した。
しかし、DMは非公開とされているため、ツイッター上では、淳さんの実名を出さずにツイートを削除すべきとの意見が出た。
これに対し、男性は、「だからこそ、今まで黙ってきたのです。もういいんじゃないかな」。一方、韓流偏重批判をした高岡蒼甫さん(29)のように発言公開で淳さんが困るのではと指摘されたが、「だったら脱原発なんてTwitterで言わないよ」と反論した。
この男性の主張に対しては、公開がイヤなら淳さんはDMを出していないと擁護する意見も出た。男性も、「普通、見ず知らずの人間に公開したくない答えを伝えない」とつぶやいて、論議になっている。
私信の無断公開は、何か法的な問題点があるのだろうか。
著作権などに詳しい野口祐子弁護士は、こう指摘する。