過去にはバラエティ番組発言で「炎上」
野党席からはさっそく、「なんだそりゃ?」「陳謝だ、陳謝!」と野次が渦巻いた。さすがにまずい、と思ったのか中井洽委員長が、「答弁をもう1度やり直して下さい。大臣ですから」と促した。
平岡法相が前の答弁を終えてから40秒ほどざわついた後、法相は再答弁に立ち、落ち着いた調子で「質問された以外の部分は撤回致します」と応じた。
平岡法相は、民主党の中堅・若手でつくる「リベラルの会」の代表世話人だ。憲法9条堅持を訴え、護憲色の強い議員として知られる。また、「頑固者」としても名高いそうだ。国政初当選の前、1999年の岩国市長選で落選した経験もある。
平岡法相といえば、かつてテレビ番組での発言がネット上で物議をかもしたことがある。
平岡氏は2007年6月、バラエティ番組「太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。」(日本テレビ系、レギュラー枠は終了)に当時野党だった民主党の「ネクスト法務大臣」として参加した。
番組では、罪を犯した少年の厳罰化がテーマの「少年法を廃止」をめぐり、さまざまなゲストが意見を述べた。
平岡氏は、少年2人に息子が暴行され殺害された出演被害女性に触れつつ、「悪いことをした子ども達は、それなりの事情があってそういうことになったんだろうと思いますけど…」などと発言した。