アイドルグループ「AKB48」の新曲を歌うメンバーを決める「AKB48 24thシングル選抜じゃんけん大会」で、みごと最年長の篠田麻里子さん(25)が優勝したが、ここにきて「出来レースだったのではないか?」といった疑問がネットで再燃している。
きっかけになったのはオリコンのウェブ版が2011年9月22日付けで掲載した「AKB48じゃんけん大会、必勝法は存在するのか!?」という記事。内容は今回のじゃんけんの勝ちパターンを単純に分析しただけだが、「勝ち手にはある偏りがある」などという表現に触発された人が多数いたようだ。
何十億円が動くプロジェクトにはシナリオがある
オリコンの記事は
「大会全対決の勝ち手をみていくと、ある偏りがあったことがわかる」
と始まる。そして1回戦の6対決のうち、グーの勝ちが5戦、チョキが1戦、パーはゼロと説明し、じゃんけんで勝つ確率は3分の1のはずだが、今回の大会ではグーの勝率が高くなっていた、と書いている。そしてこの結果を分析して勝ちの確率を上げようとするメンバーが現れるかもしれない、と結んでいる。
いわゆる勝敗の分析記事なのだが、ネットでは
「これはヤラセを告発する記事なのか?」
などと深読みする向きも。
掲示板「2ちゃんねる」でも関連のスレッドが立ってしまった。
出来レースを主張する人達は、じゃんけんで勝ち残り新曲を歌うこととなった16人の顔ぶれが「あまりにも出来過ぎている」などとして、こんな意見を書いている。
「そもそも何十億が動くプロジェクトにシナリオがないはずはない」
「篠田の優勝はAKB卒業を前に花を持たせようとした」
「前田敦子、大島優子などトップメンバーが負けたのは、年末にかけてソロの仕事が詰まって忙しいから」
「選出メンバーを調べるとAKB48メンバーが所属する各プロダクションに上手い具合に振り分けられている」
というものだ。