新日本製鉄と住友金属工業は2011年9月22日、経営統合する基本契約を締結したと発表した。合併期日は12年10月1日。存続会社は新日鉄で、新社名は「新日鉄住金」となる。合併比率は住金の株式1につき新日鉄の株式0.735を割り当てる。合併には公正取引委員会の承認が必要で、現在2次手続きを進めている。
新日鉄の宗岡正二社長は記者会見で、「すべての面で競争力を向上させ、総合力世界ナンバーワンの鉄鋼メーカーを目指す」と語った。
11年3月期の連結売上高は、新日鉄が4兆1097億円、住金は1兆4024億円。10年の粗鋼生産量では新日鉄が世界第5位、住金25位。新会社の世界シェアは約3.5%となり、首位のアセロール・ミタルの約6.4%に次いで第2位に浮上する。