もはやアイドルと言えばAKB48といった感じの昨今だが、そんな中、モーニング娘。の妹分、Berryz工房の嗣永(つぐなが)桃子さん(19)が、大物芸能人を前にゴールデンタイムのバラエティ番組で大暴れし、「今のアイドル界にこんなやつがいたのか」とネット上で話題になっている。
2011年9月17日放送の「めちゃ×2イケてるッ!」(フジ系)で「AKB48以外だらけの大運動会」という企画が行われ、「アイドリング!!!」や「SDN48」といった、AKB以外のアイドルグループが多数出演。番組エンディングでの楽曲披露を巡って運動会を行うという趣旨だったのだが、一人でおいしいところを全て持って行ったのが、嗣永さん、通称「ももち」だ。
加藤浩次に引きずり回されるも笑顔、動画は16万回再生される
冒頭の登場部分から岡村隆史さんのマイクを奪い取り、「会いたかったーイエス! ももちにー!」とAKBの替え歌を披露。見かねた加藤浩次さんから跳び蹴りで突っ込まれて小柄で華奢そうな身体が吹っ飛ぶも、笑顔で「かわいさなら絶対に負けません!」といいのけた。
さらに番組後半には、相撲に負けるも対戦相手に、「痛くなかった?痛いの痛いの、加藤さんに飛んでけー!」と小芝居。再び怒った加藤さんに土俵周辺の白い粉地帯に引きずり出され、全身粉で真っ白になってしまう。終始、加藤さんに蹴っ飛ばされたり引きずり回されたりと、アイドルにも関わらず、お笑い芸人並の体を張った活躍を見せた。
これが放送終了直後から2ちゃんねるやツイッターで話題になり、「Berryz工房の嗣永桃子ってやつ面白すぎワロタ」「台本だとしても普通女の子なら蹴られてテンション落ちるのにケロッとしてる」「あれだけの大人数で一人勝ちだった」「AKBより面白い」「根性がある」といったコメントが殺到。YouTubeには嗣永さんの活躍シーンがアップされ、2日間で16万回も再生された。
明石家さんまも賞賛、ファンからは「嗣永プロ」と呼ばれる
Berryz工房は2004年にデビュー。嗣永さんは愛らしいルックスだけでなく、高い歌唱力でファンの間ではかなり人気が高い。ステージ上での立ち居振る舞いや、ファンへの姿勢など、アイドルとして全てが徹底していて「嗣永プロ」とも呼ばれている。
大御所の芸能人にも全く物怖じせず、以前ラジオで共演した明石家さんまさんには、「思い切りがある」と褒められていた。「めちゃイケ」での活躍が広く認められれば、今後一気にブレイクする可能性がある。
ただ、今回あまりにも体を張ってしまったため、「怪我したんじゃないか」と心配する声も。これについてはグループのキャプテン、清水佐紀さん(19)がブログで「嗣永桃子!MVPです!ケガわしてないからだいじょぶだよ」と報告している。