菅直人首相退陣による変化は?
ところが、帯広市でも、口は固く、担当者が「いろんな協議はしていますが、信頼関係もありますし、混乱してはいけませんので、うちからはコメントできません」と話した。
規模縮小について、ソフトバンクの広報室では、こう説明する。
「もともと1メガワットと決まっていたわけではなく、コストなども考えながら、引き続き検討しているということです。100キロワットにするとも、まだ決まっていません」
孫正義社長は、構想に当たって、国内10か所以上で、1か所80億円もかかるとされる平均20メガワット級の発電所を作ると宣言していた。こうした当初構想は、孫社長とタッグを組んでいた菅直人首相が退陣したことなどで変化が生じてしまったことはないのか。
この点についても、ソフトバンク広報室では、否定した。
「構想を下方修正したようなことはありません。20メガワットは、あくまでも一例であって、それより小さいところも大きいところもある可能性はあります。尻すぼみなんてことはないですよ」