台湾へ泳いで行くぞ黒潮越えて 若者6人、義援金の感謝伝える

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黒潮、台風、サメ…困難は多く立ちはだかるが

7月には、伊豆大島でトレーニングが行われた。漆原真史さん撮影
7月には、伊豆大島でトレーニングが行われた。漆原真史さん撮影

   8月には台湾を訪れ、入国に関する調整を行った。今回のプロジェクトは台湾でも報じられており、松本さんによれば「台湾の人のほとんどが知っているぐらいだ」。到着の際には海岸巡防署の船のほか、「中華成人遊泳協会」が募った100人のスイマーが、蘇澳沖で日本からやってきた泳者を出迎えるという。台北での歓迎イベントも予定されていて、運んできた知事たちからの手紙はそこで政府関係者に手渡す。

   とはいえ台湾までの150キロは、決して容易な旅ではない。世界最大規模の海流である黒潮、サメの脅威、そして最大の心配事は台風15号だ。14日時点の予報では、出発が予定されている17日の朝には沖縄に接近する可能性が高いとされる。

   すでに石垣島に入っている松本実行委員長はJ-CASTニュースの取材に、

「まさに今、海を見ていますがかなり白波が立っている状況です。場合によっては出発を1日遅らすことも検討していますが……」

と不安を漏らしつつ、「若い人間が、手作りで作り上げたプロジェクト。ぜひとも日本人からの感謝を、台湾に伝えたい」と意欲を見せた。

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