「ブラック度」や「激務度」が気になる
2ちゃんねるの「就職版」や「転職版」には、「2011年卒既卒の就職活動スレ」など多くのスレッドが立ち並び、雑談を含めた情報交換が行われている。匿名ゆえの信憑性の低さもあるが、実際に企業関係者や退職者と見られるユーザーの書き込みも見られる。
特に目立つのは、企業に対する不満や悪口だ。「ブラック企業」という言葉も2ちゃんねるから有名になった。ユーザーによって書き込みはまとめられ、「ブラック企業ランキング」「激務度ランキング」など、独自のランク付けが日々行われている。
調査結果によると、掲示板サイトで悪評を見つけた場合には65.6%のユーザーは「さらに詳しく調べた」と回答しており、ネガティブな情報があるほど余計気になってしまう傾向のようだ。
では、ユーザーはどれぐらい書き込みを信用するのか。掲示板サイトで悪評を見つけた場合、「かなり信用する」(3.8%)「まあ信用する」(51.2%)と答えたのが合わせて55.0%、「それほど信用しない」(20.6%)「全く信用しない」(1.0%)が合わせて20.6%となり、それなりに信用するユーザーのほうが多かった。