藤村修官房長官は2011年9月9日午後の定例会見で、鉢呂吉雄経産相が東京電力福島第1原子力発電所周辺の自治体の様子について「まさに死の街」などと述べ、野党が反発している問題で、「言葉の使い方が不穏当で不適切」などと苦言を呈した。ただし、野党側が指摘している野田首相の任命責任については、
「言葉を十分に選んで適切に発言して欲しいという立場だが、それがただちに(大臣としての)適格性ということにつながるとは思わない」
と述べるにとどまった。
野田内閣発足以降、フリーランスなど内閣記者会に所属しない記者が参加できる官房長官会見は今回が初めて。現時点でフリーが参加できるのは、平日に2回、週に10回おこなわれるうち金曜午後のみだが、
「引き続き、私はこの形でやっていきたいと思っている」
と、フリーの参加機会を増やすことには否定的な見方を示した。