内部告発サイト「ウィキリークス」は2011年9月2日、入手していた米外交公電25万1287件すべてを未編集のままサイトで公開した。英ガーディアン紙などが報じた。
公電には、米政府への情報提供者の実名など個人特定につながる情報が含まれており、協力者の生命が危険にさらされる可能性が高い。ウィキリークスと協力関係を結んでいた英米仏独スペインの5紙は2日、公開を非難する共同声明を発表した。
公開されたのは、米在外公館と米国務省の間でやりとりされた1966年12月28日から10年2月28日までの公電。中には東京の在日米大使館のものも含まれている。これ以前に公開していたものについては、情報提供者の実名が分からないように編集を行っていた。